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家庭用蓄電池とは

ブログ2023/07/15掲載

家庭用蓄電池とは

 

家庭用蓄電池とは、充電して電気をためておくことができ、必要な時に電気機器に電気を供給することが出来る一般住宅で使用可能な二次電池・バッテリーのことです。

大容量の蓄電池を導入すれば、停電時でも10時間以上使用することが出来るタイプの蓄電池もあり、震災などでは、非常用の電源として使うこともできます。

他にも電気料金が安い夜間に充電し、電気料金が高めな日中に蓄電池などを使うなどの方法もあります。

特に2022年は電気代・ガス料金の価格が断続的に上がっており、過去5年間で電気代は最高水準まで値上がりしたため、電気が月々1万円以上値上がりしている方も珍しくありません。

このような社会情勢の中で、太陽光発電を既に導入済みで10年間のFIT期間の満了を迎える家庭は、余剰電力を各電力会社の売電プランで安く売電するのではなく、蓄電池を購入して自家消費をする動きが加速しています。

この家庭用蓄電池は、最近では新築時にZEH(ゼロエネルギーハウス)として太陽光発電・蓄電池が標準装備され、電気自動車(EV)や太陽光発電などと連携してエネルギーマネージメントが出来るため需要が高まり、2013年度の国内市場規模の300億円から2023年度は4倍の1200億円になるともいわれており、今後ますます蓄電池の需要は伸び続けるでしょう。

 

 

家庭用蓄電池の充電方法

家庭用の蓄電池の充電方法は、電力会社からの電気で充電する方法と、太陽光発電の電気で充電する方法の2通りがあり、それぞれに特性があります。

 

◦電力会社の電気で充電する方法 (雨の日、雪の日)

〔長所〕電気代がかかりますが、深夜の時間帯(電気代の安いプランに加入)を利用すれば安価で納めることが出来ます。

〔短所〕停電すると、充電できなくなります。

 

◦太陽光発電の電気で充電する方法 (晴れの日)

〔長所〕電気代がかからず、電気代の値上げの影響もありません。

〔短所〕停電時でも充電可能ですが、天候に左右されます。

 近年の蓄電池はAI(人工知能)が搭載されている機種もあり各家庭の時間帯別電気使用量・天候を学習して、より経済効果があることをAIが判断して蓄電池への充放電を自動で制御します。

 

 

 

蓄電池導入のメリット

 

電気代の削減(電気料金の値上げの影響を受けづらい)

火力発電の燃料となる炭素、原油、LNG(液化天然ガス)の高騰などにより電気料金の値上げが止まりません。

2022年はウクライナ情勢などの影響により原料の値上げや為替が円高に進むなど急激に物価が上昇しており、電気代の値上がり傾向は止まる気配がありません。

そこで、家庭用蓄電池が登場します。

夜間に電気代が安くなるプランを利用すれば、一番電気代の安い夜間に電気を充電し、逆に電気代が高くなる日中は充電をやめ、蓄えた電気を利用するなどして電気代の削減をすることが出来ます。

太陽光発電を設置済みの方は発電した電気を効率的に自家消費する事で、電気代をかなり削減することが出来ます。

 

停電時でも、電気機器が使える

日本は比較的、停電の少ない国だといわれていますが、過去には自然災害により1時間以上停電した場合もあります。

2019年には地震や台風などにより北海道」千葉で大停電が起きました。

2022年にも福島沖の地震により東京都でも300万世帯が停電になりました。

今後も大きな地震が起きる可能性も決して否定はできません。

停電になれば当然、照明も冷蔵庫もエアコンも使うことが出来ません。

しかし、蓄電池があれば、たとえ停電しても、家の電気機器を使用できるので、これらの心配もなくなります。

 

 

 

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