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そらぷろ通信 2021/10

そらぷろ通信2021/10/31掲載
そらぷろ通信2021年10月号

目次

ご挨拶

みなさま こんにちは。

お彼岸も過ぎていよいよ本格的な秋を迎える頃となりました。

夏至を通り過ぎて徐々に太陽の日の長さが短くなってきて、お彼岸で今度は逆転して日が短くなっているのを毎日実感しますね。

年末の12月、冬至に向かって徐々に太陽のエネルギーが弱まっていくという意味では、これから年末それから来年の春分の日に向けて少し気を引き締めて取り掛からなければいけないというような時期にも入ってきます。

実りの秋を迎えているということは、寒さに向かうこの時期にちゃんと食べて体力をつけなさいねという、まさに大自然のおはからいですね。

実るという言葉の中には田畑の作物が実るということだけでなく、仕事や人間関係、健康に至るまで様々なものの努力や成果が豊かに現れるという意味もあります。

実りある人生と言いますが、人と人のご縁の種を撒き、切磋琢磨しながらも大きな愛に見守られながら時代を耕し次の世代に繫げることを言うのではないでしょうか。

秋はお祭りが多い季節でもあります。日本のお祭りは五穀豊穣を祈願するものがとても多くあります。

太陽・水・土・風などあらゆる自然の恵みと生産者の方々のお手を経て、おいしいご飯が頂けることと、今日も朝目覚めれた奇跡に感謝いたします。

コロナ対策のためにも免疫力のつく旬のものを頂いて来るべき冬に備えましょう。

あなたは今日、ご飯と一緒に何を食べますか?

日本人の主食である、お米。

初代天皇の神武天皇は日本建国の際に「武力」や「威圧」ではなく、「助け合い」によって国を治めるように決めました。
何しろ日本は災害が絶えない国で、年や地域によって生まれる不作を、他の地域が手を差し伸べて助ける必要があったからです。
そこで、神武天皇は全国から税金としてお米を徴収し備蓄して、いざという時に分け与えるシステムを作り上げました。
そのシステムは江戸時代になっても年貢米という制度で引き継がれていました。
徳川幕府の作った「士農工商」は、現代風に言えば一次産業の農業が一番偉い仕事とされていたのです。
そして食べるときには必ず「いただきます」と言って食事に感謝します。
他国ではどの国でも、小作農は地主や領主に搾取され、奴隷のように扱われてきたのが人類史ですが、日本にはそのような姿が見られません。
お米はありとあらゆる食材と組み合わせ、食べることができます。
肉や魚、あるいはお好み焼きやラーメンと一緒に食べることもあります。
ありとあらゆるものを受け入れる素地は日本の和の心と同じですね。
あなたは今日、ご飯と一緒に何を食べますか?

世界に類のない「自動販売機大国」日本!

何が出てくるか分からない「謎」や「折り紙」を売る自販機もあります。
テレビ番組で紹介され、観光客が訪れる町の「新名所」になったりしているようです
自販機

古事記 国譲り編

古事記 国譲り編 日本人には自然の木や石、水、あらゆるものに神様が宿るという考えがあります。
そして目の前の現象だけに振り回されず、自分の良心に従い真心を尽くす生き方が自然に受け継がれています。
祖先から受け継いだ宗教を超えた「おてんとうさまがみているよ」という子供でも分かる教え、それは『古事記』の神々から学んだものでした。
日本で一番古く、国家が編纂した公的な歴史書を個人の表現でお伝えしています。
至らない点はどうかご容赦の程、宜しくお願い致します。

〈天照大神のカミングアウト〉

大国主命はスサノオに教えてもらったとおりに葦原中国を完成させて国造りを終えたのね。
それは少彦名に象徴されるように、目には見えないけれど確かに存在する空気や風、菌や微生物とまでも協力し合って作り上げることを元とするものだったの。
例えば作物が実るのも光や水やいろいろなものの働きが絶妙なバランスで結ばれないと収穫にまで至らないわよね。
この結びの働きの事を『縁』と言って
このことから出雲大社って『縁結び』の神様って言われているんじゃないかなぁ。(きじこのひとりごと)
(白馬の王子様との運命のご縁から見放されたきじこですけどそれがなにか・・・(。-_-。 )ノハイ)

大国主命のおかげで水は豊かに湧き、稲はたわわに実る素晴らしい国は「豊葦原の水穂の国」と呼ばれるようになってめでたしめでたし。
・・・の筈だったんだけど・・・

国造りの繁栄の様子が高天原にまで聞こえてきたようでそれを見た天照大神は『豊葦原の水穂国(中つ国)は天津神である私の息子が納めるべきよ!」って言いだしたの。
何、そのまさに高みの見物からのいきなりの強烈な絡み。汗 ━(il`・ω・´;) ━タラァァ~ン

天照大神の長男のアメノオシホミミは超影響力のあるお母様の言いつけでもあることだし「行ってまいります!!」ってとりあえず出かけたんだけど、なにしろ高天原から出るのも初めてならば中つ国を見たことも無いものだから、天の浮橋からちょっと下の様子を覗いてみたのね。
そしたら、何かざわざわざわざわ騒々しい物音が聞こえてくるじゃない。
急に不安になったオシホミミは、アマテラス母さんのところに駆け戻って「中つ国はなにやらひどく騒々しいです」って報告したわけよ。

アマテラス母さんはそれを聞いて早速全体会議を開いたの。
高天原では事あるごとに皆の意見を尊重してたのね。
日本の神々の世界ってめちゃ民主的じゃない?

「そもそも葦原中つ国は私が父のイザナギ命からお預かりしたものなんだけど、秩序が乱れて騒々しくなっちゃってるの。どうしたらイイと思う?」っていうアマテラスの議題に真っ先に手を上げたのが高天原一番の切れ者のオモイカネノ神。
「次男のホヒノ神がいいです。彼なら人当たりもいいし、争い無くまとめてくれると思います。」オモイカネが言うのなら間違いないってことで、満場一致で次男のホヒが中つ国に向かうことになったんだけど
ホヒったら中つ国がめちゃ気に入って、かわいい娘見つけて結婚して住みついちゃった。(;・∀・)

三年経ってもホヒからは無しのつぶてなもんだから「うちのバカ息子は使命を忘れて中つ国の生活にまみれちゃったわ。次は誰?」ってアマテラスはブチ切れよ。
だけどホヒ君の立場とすれば高天原から派遣された自分が中つ国で仕事をするには『まずは現場の人たちとの信頼関係の構築が第一!』ってことで中つ国の神達との絡みで忙しくしてたから高天原への報告がおろそかになってしまったの。
別に媚びへつらっていたわけじゃないんだけど、高天原からは『ホヒは大国主に丸め込まれた』って疑惑の目で見られちゃったのね。
ホヒ君、仕事するなら報告・連絡・相談はちゃんとするべきだったなぁ。

そんなわけで残念ながらホヒ君の努力は認められることはなく (´・ω・`)知らんがな高天原ではまたまた次の作戦会議を開かれることになったのね。

葦原中つ国も騒々しいかもしれないけど
高天原も何やかやとお忙しいことで・・・

この続きは次回にね
きじこでした~(⌒∇⌒)ノ””マタネー!!

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