太陽光発電奮闘記
太陽光発電奮闘記 - 初めてのお客さん -

今の会社を立ち上げたのは6年前の平成16年のこと。
その当時はまだ、太陽光発電の認知度は非常に低いものでした。
スタッフたちも、まだ太陽光の知識は十分ではありませんでした。
日々専門知識を身に付けながら同時に営業に回る。
まずはお客様に太陽光発電について知ってもらうことから始める。
そんな毎日でした。

そんな自転車操業の中、弊社にも初めての太陽光発電の受注が!

記念すべき初めてのお客様は賃貸経営をされているAさん。
太陽光発電に非常に興味があり、経営しているアパートに太陽光発電がしたいとのことでうちにお声をかけてくださいました。
もちろん、二つ返事で現場に伺いました。
屋根の採寸などを済ませるとAさんが
「このアパートの経営は息子がやってるから、契約の判子は息子にもらってくれ」
とおっしゃいました。
そこで会社に戻って見積もりを作成し、Aさんに確認して頂きました。

後日、契約をするためAさんの息子さんにお会いする日のこと。
契約書の印刷をしようとパソコンを開いたものの、パソコンが思うように動かない。

こんなときにパソコントラブルなんて!
焦りながらもなんとかパソコンを立ち上げなおすと、今度はプリンターが動かない。
お約束の時間が5時だったのに、時計を見るとあと数分で5時…。
正直、冷や汗が流れました…。

なんとか契約書を印刷し、急いでAさんの息子さんのお宅へ。
少々時間に遅れてしまったのですが、契約書に判子を頂き契約成立。
しかもアパートの屋根に載せるだけあって今考えてもかなりの大口契約でした。
その日の夜はもちろん、スタッフみんなで祝杯をあげに居酒屋へ。
宴もたけなわになった頃、私の携帯が鳴りました。
見るとAさんからのお電話。
嬉しくてお電話に出ると、Aさんが暗い声で
「糸賀君、今日の契約、無かったことにしてくれ」
と一言おっしゃるとそのまま電話は切れてしまいました。

ん?無かったことにしてくれ?
ということは契約破棄!?
え、どうしよう!?
もう太陽光パネルの発注も支払いも済ませてしまったのに!!!

でも、なぜ…?
その時、私の頭をよぎったのは夕方のパソコントラブル。
ま、まさか。
急いで会社に戻って確認してみると、
息子さんにお渡しした契約書の内容とAさんにお渡しした見積もりの内容が違う!
見積書と契約書の金額は同じなのですが、契約書の方が太陽光パネルの枚数が少なかったのです。
パソコントラブルで焦るあまり、間違いに気付かないまま印刷し、契約を結んでしまったのです…。
原因はどうであれ、Aさんと息子さんを騙してしまったのです。
謝罪をしなければ!
その後、私はすぐにAさんのお宅に伺いました。

私はAさんに謝罪に来たこと、言い訳になってしまうけれど、パソコントラブルで引き起こってしまった間違いだったこと、決してAさんを騙そうとしていたわけではないこと、
を正直にお伝えしました。
するとAさんは、「まぁ、あがれや」と私におっしゃいました。
私は恐縮し、謝罪に伺っただけだとお伝えしましたがAさんは 「ええから」と私を居間に通してくださったのでした。
そして「まぁ飲めや」とお酒をすすめてくださったのです。
お酒もすすみ2人でほろ酔いになったころ、Aさんがポツリと「太陽光、やるよ」とおっしゃいました。
しかし私は「やらないでください」と答えました。

今回、ミスしたのは私。
お宅に伺ったのは契約を取りたかったわけではなく、ただAさんと息子さんに謝罪をしたかったから伺ったのです。
しかしAさんはまた「やるよ」とおっしゃい私は「やらないでください」と答える。
しばらく「やるよ」「やらないで」の押し問答。

結局私が根負けし、Aさんの太陽光発電をすることになりました。
今思えば夜分に押しかけご迷惑だったいに違いないのですが、Aさんは私の話を聞いてくださった上に、なんと太陽光発電を契約してくださったのでした…。

何と感謝をしていいのか…。
その時私は、誠意を持ってこの仕事をしようと心に誓ったのです。

今、こうやってソーラープロジェクト大社

がやっていけるのは、Aさんのお陰と言っても過言ではありません。
お陰さまで今では取付件数も600件を超えました。
ホームページでご紹介しているのはその中でもほんの一部ですが施工事例をご覧いただけます。